第1話 持ち家VS賃貸でお話しした通り、もうしばらくはとりあえず賃貸派になった私たち。
でも心の奥底では強い憧れがある持ち家。夫は絶対ってほど将来は持ち家が欲しいと言っている。
じゃあ買うとしたらどんな家が欲しいのか。
「特にこだわりはない。でも自分の家が欲しい。マンションでも戸建てでもいい。」
と戸建て住宅出身の夫。
「地震に強くなくちゃ無理。水害も無理。地盤も気になる。あとはお金次第。」
と災害警戒区域戸建て出身の妻。
でも二人とも漠然と家を買う=新築戸建てのイメージを持っていた。
(なぜなら双方新築戸建て出身だから。)
だからなんとなく新築戸建ての注文住宅なのか、建売住宅なのかのどちらかになると思っていた。
しかし、ちらっと住宅価格を調べてみるとまぁ高い。
3000万代で立つのかと思っていたが、そんなことはなく、土地なし戸建ての予算的厳しさを知った。
さらに調べていたのはすべて駅近物件。そりゃ高い。土地だけでいくらするのやら。
自分たちに自覚はなかったのだが、双方最も譲れなかった条件が利便性だったことにここで気づく。
駅近物件となると現実的に建売、もしくはマンションという選択肢が候補の筆頭だ。
マンションについても調べてみると、価格的に戸建てとあまり差はないように感じる。
マンションか建売なら、もはや好みで決めて良い気がしてきた。
そこで自分たちの譲れない条件を再度考え直してみた。
≪私たちの住宅条件≫
・好立地であること(駅徒歩10分圏内・都市部へのアクセスが良好◎)
・3LDKであること(家族が増えてもいいように)
・津波、洪水、液状化区域でないこと(自然災害が怖い妻)
・構造がRC造であること(地震を特に警戒する妻)
・事件や事故のあった土地でないこと(おばけが怖い妻)
・価格はできるだけ抑えたい
さらに戸建てとマンション双方の特徴についても考えてみた。
≪戸建ての特徴≫
・理想の家を手に入れられる(注文住宅)
・隣家とのトラブルがマンションと比べて発生しにくい
・駐車場代がかからない
・建物の維持管理を自分でやる必要がある
・土地が資産になる
・立地が悪くなることが多い
・売却しづらい
・構造がマンションと比べて弱い
≪マンションの特徴≫
・決まったデザインや設備、間取りとなることが多い
・騒音トラブルが生じやすい
・管理費や修繕費、駐車場を別途支払う必要がある
・建物の管理をしてもらえる
・室内がフラットな造りなので高齢になっても生活しやすい
・立地が良いケースが多い
・売却がややしやすい
それぞれの特徴と私たちの条件でどちらが当てはまるのか考えてみる。
・好立地であること(駅徒歩10分圏内・都市部へのアクセスが良好◎)ーマンション優勢
・3LDKであること(家族が増えてもいいように)ーどっちもどっち
・津波、洪水、液状化区域でないこと(自然災害が怖い妻)ーどっちもどっち
・構造がRC造であること(地震を特に警戒する妻)ーマンション優勢
・事件や事故のあった土地でないこと(おばけが怖い妻)ーどっちもどっち
・価格はできるだけ抑えたいーどっちもどっち
結果どう考えてもマンション向きだった私たち。
マンションの強みがきれいに私たちの条件と適合するになった。
ということで私たちはマンションの購入を将来的に検討していくことにした。